栄養たっぷりの大豆
豆乳で大豆のエネルギーを簡単吸収
動脈硬化や心臓病やがん等、これらの生活習慣病が増えていると言われて久しい日本人ですが、健康的な生活をおくるためにはバランスの良い食生活が大切です。日本人の食生活が欧米化したことで摂取される栄養が偏ってしまっている状況で、昔からある日本の食習慣が見直されていますね。
その中でも今注目されているのが豆乳です。大豆は「畑の肉」と言われるほど栄養が凝縮されています。縄文時代、弥生時代の遺跡からも出土されていて古代人も食べていました。大豆はタンパク質、脂肪、ビタミンB1など野菜以上にバランスがとれた栄養食品なのです。日本料理では味噌や醤油、豆腐や納豆など料理の基本となるものは大豆製品です。特に豆乳は良質な植物性たんぱく質をたっぷり含んでおり、栄養素が最も吸収されやすい食品になっています。カリウムやマグネシウムなどのミネラル類も豊富でビタミン類も多く含まれています。コレステロールも低くてダイエットや美肌効果もばっちりですね。
豆乳は見た目は牛乳と変わらないですがそのままだと独特の青臭さがあります。これが嫌いで豆乳が好きでない人もいますが、今では甘みを加えるなどほとんど豆乳と感じないくらい飲みやすい製品も出てきています。
このような甘味料や香料を加えて飲みやすくしたものは「調製豆乳」といわれています。 逆にこのような味付けなどの加工をしていない豆乳を「無調整豆乳」と言っています。無調整豆乳でも新たな製法で青臭さも抑えられるようになってきており、健康ブームや天然素材志向などから需要は大きくなってきているようです。
また、飲みやすさで言うと「豆乳飲料」と呼ばれているものもあります。「調製豆乳」とは含まれている大豆の量によって分けられていて、「豆乳飲料」は原材料の大豆、大豆固形分が少ない代わりにより飲みやすくなっており、ジュースと変わらない感覚の豆乳になっています。アメリカではバニラ味だとかチョコレート味なんかもあってダイエット食品として人気があるみたいですね。